1947-11-26 第1回国会 衆議院 農林委員会 第52号 いわゆる子供が多くなつて百姓ができないという貧乏世盛りである。そしてさらに十五年後の二十五年目になるとその勞働力がフルになる。つまりヨーロッパの農業において、マルクス以前の農政學者であるチヤチヤノフでさえ二割七分というものを假定いたしておるのだ。いわんや現下の日本農業の骨格構造というものを分析しくるときに、その傾向がさらに顯著に出ておるのではないかと思う。 寺島隆太郎